第１５編　軍　事

第１章　兵事と八雲

　

　　第１節　徴兵令の施行

徴兵令の施行

　明治５年（１８７２）２月に兵部省が廃止され、陸軍省と海軍省が設置されたあと、翌６年１月に徴兵令が布告されたのであるが、当時北海道は人口が希薄という理由で適用除外となり、やがてこれに代わる方策として屯田兵制が施行された。すなわち、明治７年に農業兼営の兵士として屯田兵例則を制定のうえ、士族授産の一環として募集し、北海道の防備と開拓にあたらせることとした。こうして翌８年５月には、東北三県と道内士族の中から募集した１９８戸を、琴似村に入植させて屯田兵一個中隊を編制したのをはじめ、年を追って各地に兵村を形成し、いわゆる兵農兼備の実を上げたのであるが、当地方でこの制度が実施されるには至らなかった。

　本道では明治２２年（１８８９）１月に、函館・江差・福山に初めて徴兵令が施行され、当地方を含む渡島・後志・胆振・石狩の四国にこれが施行されたのは、それからなお７年後の２９年１月であった。

　徴兵令施行後は、現役に入隊して兵役に服す者が多くなるとともに、在郷軍人の数も年々増加した。このため町では、兵事各般の事務の整理改善をはじめ壮丁の教育指導や、現役および応召軍人の慰問激励、さらに在郷軍人分会の施設協力などに尽くした功績が認められ、昭和７年（１９３２）の兵制発布６０周年にあたり、陸軍・海軍・内務の三大臣連名による表彰を受けたのであった。

　第２節　戦争と八雲

日清戦争

　明治２７、２８年（１８９４、５）の日清戦争当時は、この地方にはまだ徴兵令が施行されておらず、また、屯田兵制度も実施されていなかったので、出征軍人はなかった。しかし、角田弟彦の「胆振日紀」に、

　明治二十八年二月九日

　征清軍戦地人夫として戦地へ渡航請願の為め、八雲移住入壮年輩十余名、今暁東京へ向け出立せり、人名左の如し

　岡野隆麿　横井田鶴松　平川勇記　浜島良八　佐治操　佐治伊勢丸　高木又三郎　高垣要人　吉田鎌三郎　今村文次郎　林房次郎　林才蔵

とある。これは、日清戦争に従軍して直接国のために尽くしたいという、当時としての熱烈な愛国精神の表れであったのであろう。そしてかれらは、尾張藩出身で当時の憲兵司令官春田景義の説得にも屈せず、ついに清国に渡り、近衛師団所属の軍夫として活躍したのであった。

日露戦争　

　明治３７、３８年（１９０４、５）の日露戦争においては、本道の第七師団は第三軍（司令官・乃木希典大将）に属して、旅順攻撃戦をはじめ各地の会戦に参加した。

　このため、八雲から現役１７名、在郷軍人７１名が従軍して各地に転戦したが、不幸にして陸軍歩兵上等兵鈴木初太郎ほか９名が戦死または戦病死した。

　また、落部村でも多数が従軍し、千葉三蔵ほか２名が戦病死している。

満洲事変

　昭和６年（１９３１）９月に満洲事変がぼっ発し、翌７年１月には上海事変が起きたため、第７師団も北支や北満の作戦に参加した。この事変には当町からも多数従軍したが、日中戦争がはじまるまでの間に、陸軍歩兵上等兵小田惣八が戦死したほか、２名の病没者を出した。

　落部においても柴田新市が死亡（死亡の区分は不明）している。

　なおこのころからは、戦死または戦病死者の公報が入るつど、町村では町（村）会に諮ったうえ、町村葬をもって弔い、住民多数が参列して弔意を表すという慣例が定着していた。

日中戦争（支那事変）

　昭和１２年（１９３７）７月７日蘆溝橋事件に端を発した日中戦争は、逐次戦線を拡大していった。このため、同月２６日の在郷軍人の第一次臨時招集を皮切りとして、戦争の長期化にともない、多くの青壮年者を相次いで戦地に送り出したのである。

　こうして満洲国や中華民国の戦線に出陣した八雲出身者のうち、１６年の太平洋戦争ぼっ発までの間に、戦死（戦病死を含む）した者は５３名に及んだ。なお落部の戦死者（前記同）は１２名であった。

　また同年、町長を会長とする八雲町銃後後援会が発足し、隔月戦地に慰問状を出したり、しばしば慰問袋を送るほか、留守家族や遺家族の慰問と勤労奉仕を行うとともに、町内会・部落会に銃後奉公部をおき、後援会の下部組織として活動させ、出征兵士に後顧の憂いのないように努めたのであった。その後この後援会は銃後奉公会と改称し、２０年の太平洋戦争終結まで活動が続けられていたが、この間の１７年にはその事績が認められ、北海道庁長官から表彰されている。

　また、出征軍人遺家族の相談相手となり、生活の援護・職業補導・関係機関との連絡その他指導にあたるため、北海道庁嘱託の軍人遺家族指導員（婦人）がおかれることになったが、渡島支庁管内３人のうち八雲から宇部ヨシノが委嘱を受け、昭和１６年から１８年まで、八雲・長万部・落部・森・砂原・鹿部・臼尻・尾札部の八か町村を担当区域として巡回指導に努めた。

太平洋戦争

　昭和１６年（１９４１）１２月８日、日本は米・英両国に対して宣戦を布告し、太平洋戦争に突入した。政府は国民にこの戦争を、大東亜共栄圈確立のための戦争「大東亜戦争」と呼ばせた。日本は既に昭和６年の満洲事変、１２年の日中戦争というように、中国との戦争を続けていたが、日中戦争の長期化にともなって米・英との対立も激化してきていた。日中戦争の打開と、東南アジアにおける資源の獲得を目指した日本は、ヨーロッパでのドイツの勝利に刺激されて南方進出を企図し、昭和１５年９月の北部仏印進駐、日独伊三国同盟の締結、１６年７月の南部仏印進駐などによって、米・英との対立は決定的となり、ついに宣戦を布告するに至ったのである。

　１２月８日の真珠湾攻撃、マレー沖海戦などによって制海権を握った日本車は、開戦半年にして、フィリピン・マレー半島・インドネシアなどを占領、さらにニューギニア・ガダルカナルに進出してオーストラリアに迫った。

　しかし、このころからアメリカは反撃に転じ、１７年８月ガダルカナル島に上陸、翌１８年２月に日本軍は撤退した。この間日本海軍は、１７年６月ミッドウェー海戦で航空母艦４隻を失うという打撃を受け、日・米両国の生産力の差も現れはじめた。こうして日本車は、制海権と制空権のほとんどを失い、補給も困難となって戦局は大転換し、主導権はアメリカ軍の手に移って攻守所を変えたのである。

　アメリカ軍は島伝いに北上し、１９年にはサイパン島とフィリピンに達し、２０年４月には沖縄に上陸して激しい爆撃を加えたため南部と中部はほとんど焦土と化した。５月にはドイツが無条件降伏、軍部は本土決戦を唱えたのであるが、８月６日に広島、９日長崎へと原子爆弾が投下され、両都市は壊滅的な打撃を受けた。さらに、ソ連の対日参戦により、ついに８月１４日ポツダム言言を受諾のうえ無条件降伏したのである。

　昭和２０年８月１５日には、天皇自ら終戦の詔勅を全国放送され、９月２日降伏文書に調印、３年九か月にわたった太平洋戦争はここに終止符を打ったのである。以後は昭和２６年のサンフランシスコ講和条約発効まで、日本は占領軍の下に管理されたのである。

　この太平洋戦争には、在郷軍人をはじめ多くの青壮年が現役や招集兵として各戦線に参加したのであるが、戦没した軍人・軍属も多く、その数は実に八雲町出身３２３名、落部村出身９４名に達したのである。

　両町村は、満洲事変以来、太平洋戦争の終結まで、戦没者の霊を迎えるつど、町村葬をもって弔ったのであった。

　両町村出身の戦没者の氏名を掲げれば別表のとおりである。

八雲地区戦没者名簿

種　別	階　　級	氏　　名	区　分	戦没年月日	戦　　　没　　　場
陸軍	一　等　卒	岩　田　甚　吉	戦死	明３７・１１・　５	清国盛京省二竜山
〃	〃	佐　藤　徳次郎	〃	〃３７・１１・３０	旅順二〇三高地
〃	〃	成　田　富次郎	〃	〃３７・１１・３０	〃
〃	〃	栗　葉　千代松	〃	〃３７・１１・３０	〃
〃	上　等　兵	鈴　木　初太郎	〃	〃３７・１２・　５	〃
〃	一　等　卒	関　　　隆　蔵	〃	〃３８・　１・２７	清国盛京省黒溝台方面高地附近
〃	二　等　卒	河原　錠右ェ門	〃	〃３８・　３・　９	満洲奉天方面小屯子
〃	二　等　卒	日比野　一　積	〃	〃３８・　６・　６	清国遼陽窩棚附近
〃	〃	土　屋　久　助	戦病死	〃３８・　９・　４	鉄嶺兵站病院
〃	一　等　卒	太　田　秀　一	〃	〃３９・　８・２８	在郷死亡
〃	歩兵上等兵	小　田　惣　八	戦死	昭　８・　５・１１	中華民国河北省古北□西南方新開嶺
〃	歩兵一等兵	水　野　春　吉	戦病死	〃　９・　３・１１	朝鮮羅南衛戌病院
〃	〃	氏　家　吉　夫	〃	〃１１・　８・　４	満洲新站陸軍病院
〃	騎兵軍曹	小　川　信　行	戦死	〃１２・　７・２９	中華民国河北省通県通洲付近
〃	歩兵曹長	荒　川　喜　市	〃	〃１２・１０・２４	中華民国山西省ロ鎮西方高地付近
〃	輜重兵上等兵	佐　藤　新太郎	戦病死	〃１２・１２・２９	中華民国河北省石家荘第一野戦予備病院
〃	歩兵上等兵	渡　辺　円之丞	〃	〃１３・　２・２５	旭川陸軍病院
〃	輜重兵上等兵	橋　本　　　茂	〃	〃１３・　４・１９	〃
〃	歩兵上等兵	早稲田　秀　夫	〃	〃１３・　７・２４	満洲国チチハル陸軍病院
〃	〃	日比野　　　稔	〃	〃１３・　８・　８	〃
〃	〃	太　田　菊　雄	〃	〃１３・１０・１１	〃
〃	軍　　　属	加　藤　太　助	戦死	〃１３・１０・２６	中華民国江西省
〃	歩兵上等兵	大　西　正太郎	戦病死	〃１３・１１・２１	旭川赤十字病院
〃	〃	円　山　由治郎	〃	〃１３・１２・２２	満洲国チチハル陸軍病院
〃	軍　　　属	杉　立　義　文	〃	〃１４・　３・　６	上海兵站病院
〃	歩兵上等兵	浜　田　朝　雄	戦死	〃１４・　３・２５	中華民国河北省大城県西流付近
〃	〃	中　野　茂　樹	〃	〃１４・　４・２０	満洲国吉林省敦化県沙河掌
〃	輜重兵一等兵	伊　藤　松　次	戦病死	〃１４・　６・１３	洞爺湖温泉病院
〃	歩兵伍長	山　下　敏　夫	戦死	〃１４・　７・　３	満洲国興安北省白銀査チオホー付近
〃	歩兵上等兵	菅　井　　　勲	戦病死	〃１４・　７・　４	中華民国河北省大津陸軍病院
〃	歩兵曹長	内　田　愛　夫	戦死	〃１４・　７・　４	満洲興安北省白銀査チオホー付近
〃	〃	井　上　信　廣	〃	〃１４・　７・　４	〃
〃	歩兵上等兵	角　田　秀　夫	〃	〃１４・　７・　７	満洲国興安北省ホルステン河畔付近
〃	歩兵伍長	相　馬　喜久男	〃	〃１４・　７・１０	満洲国興安北省ハル八河川又付近
〃	歩兵上等兵	加　藤　留　治	〃	〃１４・　７・１０	〃
〃	〃	掛　川　正　男	〃	〃１４・　７・１３	〃
〃	歩兵伍長	宝　田　永　寿	〃	〃１４・　７・２４	〃
〃	歩兵上等兵	菊　田　安　雄	〃	〃１４・　７・３０	〃
〃	〃	伊　藤　慶　造	〃	〃１４・　８・２０	満洲国興安北省ノモンハン七二一フイ高地
〃	歩兵伍長	荻　本　芳　孝	〃	〃１４・　８・２１	満洲国興安北省ノモンハン七三一高地付近
〃	歩兵曹長	牧　　　菊治郎	〃	〃１４・　８・２４	満洲国興安北省ノモンハン七二一フイ高地
〃	歩兵伍長	岡　田　　　潔	〃	〃１４・　８・２４	満洲国興安北省ノモンハン七三一高地
〃	歩兵上等兵	冷　田　菊太郎	〃	〃１４・　８・２４	〃
〃	〃	長谷川　与三郎	〃	〃１４・　８・２５	〃
〃	〃	稲　垣　徳　身	〃	〃１４・　８・２５	満洲国興安北省ノモンハンホルステン河左岸七八〇高地
〃	歩兵伍長	田　中　修　平	〃	〃１４・　８・２６	満洲国興安北省ノモンハン七三一高地
〃	砲兵上等兵	氏　家　利　男	戦病死	〃１４・１１・１０	旭川陸軍病院
〃	歩兵上等兵	菅　原　慶　輔	〃	〃１４・１１・２５	東京赤十宇病院
〃	工兵上等兵	石　川　芳　己	戦　死	〃１５・　２・　４	中華民国河北省安陽県二十里鋪西方
〃	歩兵上等兵	木　村　光　幸	〃	〃１５・　４・２９	中華民国山西省泌水県端水鎮
〃	〃	桜　井　克　美	〃	〃１５・　４・２９	〃
〃	歩兵伍長	高　見　要　蔵	〃	〃１５・　５・２４	中華民国山西省陽城県河頭村西方高地付近
〃	騎兵上等兵	菅　野　隆　雄	戦病死	〃１５・　７・　８	中華民国湖北省漢ロ第三兵站病院
〃	砲兵上等兵	近　藤　正　一	戦　死	〃１５・　７・２６	中華民国河北省武邑県蘇正村付近
〃	航空兵上等兵	橋　本　友　明	戦病死	〃１５・　８・２３	満洲国延古陸軍病院
〃	上　等　兵	八　丁　政　雄	〃	〃１５・１２・１８	中華民国山西省陽城県陽城第四十一師団第一野戦病院
〃	〃	小山内　勝　二	〃	〃１６・　１・２６	金沢陸軍病院
〃	〃	大　寺　良　一	〃	〃１６・　３・２４	旭川陸軍病院
〃	兵　　　　長	岩　田　光五郎	〃	〃１６・　３・２７	宇都宮陸軍病院新川臨時分院
海　軍	上等機関兵	岡　島　　　登	〃	〃１６・　７・　７	木更津海軍航空隊
陸　軍	伍　　　　長	新　井　勝　夫	戦　死	〃１６・　８・　３	中華民国湖北省潜□県浩子□付近
〃	一　等　兵	引　間　恒　彦	戦病死	〃１６・　８・１４	旭川陸軍病院
〃	伍　　　　長	菅　藤　　　登	戦　死	〃１６・　８・２４	中華民国山東省恵民県畠戸李付近
〃	上　　等　兵	福　岡　福三郎	戦病死	〃１６・　９・　４	中華民国山西省臨分県臨分陸軍病院
〃	兵　　　　長	加　藤　研　作	戦　死	〃１６・１１・１７	北支那
〃	〃	渡　辺　正　美	戦病死	〃１６・１２・　５	中華民国湖北省黄波県黄波第三師団第一野戦病院
〃	曹　　　　長	諏　訪　茂　次	〃	〃１７・　１・３１	中華民国浙江省呉興県湖洲第二十二師団野戦病院
〃	一　等　兵	久　保　　　力	〃	〃１７・　１・３１	青森療養所
〃	兵　　　　長	永　田　富　雄	戦　死	〃１７・　４・　８	中華民国江蘇省江寧県湖熟付近
海　軍	二等整備兵曹	小　栗　敏　郎	〃	〃１７・　５・　７	ニューギュア南東海面
陸　軍	一　等　兵	増　子　一　吉	戦病死	〃１７・　７・　８	京都陸軍病院
〃	軍　　　　曹	水　野　　　伝	戦　死	〃１７・　８・１９	ソロモン群島ガダルカナル島「コリ」岬付近
〃	伍　　　　長	坂　田　勝　雄	〃	〃１７・　８・２１	ソロモン群島ガダルカナル島中川河口右岸地区
〃	兵　　　　長	宮　谷　芳　正	〃	〃１７・　８・２１	ソロモン群島ガダルカナル島中川下流地区
〃	伍　　　　長	小武方　浅　吉	〃	〃１７・　８・２２	中華民国山西省洪洞県三教村南方千米廟高地
〃	兵　　　　長	阿　部　　　毅	〃	〃１７・　８・２６	中華民国浙江省竜遊湲底杜付近
〃	兵　　　　長	堀　尾　茂　雄	〃	〃１７・　９・１５	中華民国河北省新郷県小翼鎮付近
〃	曹　　　　長	日比野　信　重	戦病死	〃１７・　９・３０	満洲国奉天省熊岳県熊岳城陸軍病院
海　軍	三等兵曹	宮　川　定　夫	戦　死	〃１７・１０・２２	南洋群島方面
陸　軍	伍　　　　長	川　合　文次郎	〃	〃１７・１１・　５	ガダルカナル島西部九〇三観測所
海　軍	軍　　　　属	中　村　幸　治	〃	〃１７・１１・１４	ソロモン諸島方面
陸　軍	一　等　兵	岡　田　敏　一	戦病死	〃１７・１１・２３	中華民国浙江省杭州第七十師団野戦病院
海　軍	軍　　　　属	小　田　松　雄	〃	〃１７・１１・２４	南洋群島第四海軍病院
陸　軍	伍　　　　長	大　堀　鉄　蔵	戦　死	〃１７・１２・１８	ニューギニア島ブナ
〃	兵　　　　長	木　村　金　作	戦病死	〃１８・　１・１７	ソロモン群島ガダルカナル島砲兵台西南側沖川河谷
〃	上　等　兵	加　保　忠次郎	〃	〃１８・　２・１１	旭川陸軍病院
〃	一　等　兵	鈴　木　鎌　治	〃	〃１８・　３・　２	市立函館病院
〃	准　　　　尉	山　谷　武　男	戦　死	〃１８・　３・１８	ニューブリテン島ラバウル西吹山東北方面
海　軍	司　政　官	原　　　寛　一	〃	〃１８・　４・１８	南太平洋ミントロ海峡
陸　軍	少　　　　尉	村　本　太　一	〃	〃１８・　５・２９	アッツ島
〃	兵　　　　長	小　川　二　郎	〃	〃１８・　５・２９	〃
〃	上　等　兵	青　木　弘　一	〃	〃１８・　５・２９	〃
〃	〃	己　扇　　　栄	〃	〃１８・　５・２９	〃
海　軍	一等水兵	秋　田　惣　一	戦病死	〃１８・　６・　２	横須賀海軍病院山田赤十字病院
陸　軍	伍　　　　長	曽　我　　　馨	〃	〃１８・　６・２３	満洲国東安省東安第二十四師団司令部兵舎
海　軍	二等兵曹	四　戸　正　雄	戦　死	〃１８・　７・　６	ソロモン諸島方面
〃	二等機関兵曹	松　田　臣　裕	〃	〃１８・　７・２０	〃
陸　軍	伍　　　　長	梅　村　　　宝	〃	〃１８・　８・１４	ニューヂョーヂア島
〃	一　等　兵	正　者　正　雄	戦病死	〃１８・　９・１１	在郷死亡
海　軍	上等機関兵	小　林　正　夫	戦　死	〃１８・　９・２０	東部ニューギニア方面
陸　軍	一　等　兵	落　合　鐘　次	戦病死	〃１８・　９・２０	大阪陸軍病院
海　軍	二等機関兵曹	久　保　太三郎	〃	〃１８・１０・　７	南洋群島方面
陸　軍	一　等　兵	岩　松　　　巌	〃	〃１８・１１・　６	中華民国湖北省監利県大把堤
〃	技　　　　手	山　戸　政　雄	〃	〃１９・　１・１１	満洲国興安北省ハイラル
〃	上　　等　兵	栗　原　秀　彰	〃	〃１９・　１・２９	大阪陸軍病院
海　軍	上等機関兵	川　村　　　栄	戦　死	〃１９・　２・２３	モロッカ諸島方面
陸　軍	軍　　　　曹	奈　良　円　蔵	〃	〃１９・　２・２４	緬甸国ラシオ
海　軍	水　兵　長	小　沢　初太郎	〃	〃１９・　３・　９	南方海面
陸　軍	上　等　兵	臼　淵　清　治	〃	〃１９・　３・２６	北千島幌延島武蔵湾平瀬北方二〇〇メートル付近
海　軍	上等兵曹	田　村　孝三郎	〃	〃１９・　５・　３	ニューギュアゲニモ
陸　軍	准　　　尉	小　林　晴　男	〃	〃１９・　５・　６	門司ハルマヘラ航行中北緯一三度東経一二四度一〇分
〃	伍　　　長	松　林　茂　樹	〃	〃１９・　５・１９	ニューギュアモルッカ州ザルミ
海　軍	軍　　　属	岡　本　弥　吉	戦病死	〃１９・　５・１９	バリツクパパハン
陸　軍	〃	森　下　直　三	戦　死	〃１９・　５・２５	南方パラオ島近海
〃	伍　　　長	板　倉　多喜三	〃	〃１９・　５・２８	緬甸国カマイソ県ナハイン
〃	兵　　　長	下　畑　長　吉	〃	〃１９・　６・１０	ニューギュアダンケ方面
〃	〃	佐々木　弘　文	〃	〃１９・　６・１２	印度グデクノー北方高地
〃	伍　　　長	千　田　磐　雄	〃	〃１９・　６・２０	ニューギュアゲニモ
海　軍	機関兵曹長	大　野　嘉　章	〃	〃１９・　６・２５	ソロモン諸島
〃	飛行兵曹長	角　谷　秀　敏	〃	〃１９・　６・２９	南洋群島方面
陸　軍	兵　　　長	佐　橋　嗣　秀	〃	〃１９・　６・２９	西部ニューギュアカルミ
海　軍	二等兵曹	柴　田　正　雄	〃	〃１９・　７・　８	中部太平洋方面
〃	上等機関兵	川　ロ　重衛太	〃	〃１９・　７・　８	マリアナ諸島方面
〃	軍　　　属	宮　田　信　行	〃	〃１９・　７・１０	南洋群島サイパン島
陸　軍	准　　　尉	久保田　栄　治	〃	〃１９・　７・１３	西部ニューギェアマノクワリ
〃	兵　　　長	糸　谷　幸　三	戦病死	〃１９・　７・１３	ビルマ国モーライ県メンセ
〃	伍　　　長	木　戸　忠　志	戦　死	〃１９・　７・１８	マリアナ島
〃	兵　　　長	岡　田　　　久	〃	〃１９・　７・１８	〃
〃	〃	佐　藤　栄太郎	〃	〃１９・　７・３１	比島バシー海峡
〃	〃	竹　中　正　男	〃	〃１９・　７・３１	〃
〃	上　等　兵	小　島　清　春	戦病死	〃１９・　７・３１	パラオ島照第七七八一部隊
海　軍	上等親関兵	武　部　三　郎	戦　死	〃１９・　８・　２	マリアナ諸島
〃	上等水兵	大　村　鉄四郎	〃	〃１９・　８・　２	テニアン方面
陸　軍	上　等　兵	菅　原　貞　雄	戦病死	〃１９・　８・　４	中華民国湖南省長沙市
海　軍	一等工作兵	畠　山　藤三郎	戦　死	〃１９・　８・　４	小笠原諸島方面
陸　軍	兵　　　長	神　馬　悦　三	〃	〃１９・　８・　８	ビルマ
〃	曹　　　長	橋　本　健　一	〃	〃１９・　８・１９	バシー海峡北緯一九度五分東経一一九度二九分
〃	軍　　　属	林　　　武　雄	〃	〃１９・　８・２３	南方海域
〃	中　　　尉	須　崎　光　吉	〃	〃１９・　８・２５	西部ニューギニア島コール河上流八粁渡河点
〃	上　等　兵	谷　口　新　作	戦病死	〃１９・　８・３１	中華民国湖南省野戦予備病院
海　軍	軍　　　属	高　野　幾太郎	戦　死	〃１９・　８・３１	小笠原諸島方面
陸　軍	〃	佐　藤　喜代治	戦病死	〃１９・　９・１４	ブイン
〃	上　等　兵	川　代　末　造	〃	〃１９・　９・１８	モルッカ群島アンボイナ分洲アンボ島リアレ
〃	伍　　　長	臼　淵　正　治	戦　死	〃１９・　９・１９	中華民国山西省河津県上牛村
海　軍	軍　　　属	小　林　祐　助	〃	〃１９・　９・１９	函館港湾
〃	飛行兵曹長	一　色　賢三郎	〃	〃１９・　９・２４	大分県別府湾
〃	軍　　　属	工　藤　時　平	〃	〃１９・　９・２６	北太平洋方面
陸　軍	〃	獅子原　亀　吉	〃	〃１９・１０・　２	比島北方バシー海峡
海　軍	水　兵　長	米　沢　定　二	戦病死	〃１９・１０・１４	ソロモン諸島方面
陸　軍	上　等　兵	三　浦　忠　雄	〃	〃１９・１０・１４	中華民国易俗河野戦予備病院
〃	伍　　　長	大　森　信　一	戦　死	〃１９・１０・２５	ニューギニアイルペン
海　軍	一等親関兵曹	領　毛　政　夫	〃	〃１９・１０・２５	比島方面
〃	二等工作兵曹	堤　ロ　義　博	〃	〃１９・１１・１２	比島方面
陸　軍	兵　　　長	水　野　新　七	戦病死	〃１９・１１・１３	南洋群島カロリン諸島メレョン島オッタカイ島
〃	兵　　　長	高　橋　孝　男	戦　死	〃１９・１１・１７	沖縄本島中頭群美里
海　軍	上等機関兵曹	三　浦　重　吉	〃	〃１９・１１・２９	太平洋方面
陸　軍	上　等　兵	谷　ロ　作次郎	戦病死	〃１９・１１・３０	西部ニューギニアザルミ
海　軍	一等兵曹	宮　田　　　実	戦　死	〃１９・１２・　２	比島東方海面
陸　軍	兵　　　長	佐々木　勘之助	〃	〃１９・１２・　６	比島レイテ島ブラウエン飛行場附近
〃	〃	丹　野　繁　男	〃	〃１９・１２・　６	〃
〃	〃	二階堂　定　夫	〃	〃１９・１２・　８	北緯一三度六分東経一二二度二二分昌南丸船上
〃	〃	吉　田　末三郎	戦病死	〃１９・１２・２１	南洋群島カロリン諸島メレョン島タカイラップ島
〃	中　　　尉	大　谷　政　雄	戦　死	〃１９・１２・３０	比島レーテ島サインドロ
〃	少　　　尉	梶　田　七之助	〃	〃２０・　１・１３	比島ルソン島リンガエ湾海上
〃	兵　　　長	小　形　愛　作	戦病死	〃２０・　１・１７	南洋群島カロリン諸島メレョン島環礁内マレョン島
〃	〃	甲　斐　富　夫	〃	〃２０・　１・１７	南洋群島カロリン諸島メレョン島タカイラップ島
海　軍	一等工作兵	藪　野　作　三	〃	〃２０・　１・１８	台湾淡水河口
陸　軍	兵　　　長	相　沢　正　雄	〃	〃２０・　１・２４	台湾臨時航空病院
〃	〃	伊　藤　春　男	戦　死	〃２０・　１・２５	中華民国河北省満城県北寄村方面
〃	〃	地　主　三　郎	戦病死	〃２０・　１・２９	千島幌延島
〃	上　等　兵	大　島　順　一	〃	〃２０・　２・　９	札幌陸軍病院
〃	伍　　　長	影　浦　利　男	〃	〃２０・　２・１０	南洋群島カロリン諸島メレョン島フラとフ島
〃	兵　　　長	米　沢　義　貞	〃	〃２０・　２・１１	南洋群島カロリン諸島タカイラップ島
海　軍	二等兵曹	松　林　章　二	戦　死	〃２０・　２・１５	比島マニラ
〃	水　兵　長	八　木　　　清	〃	〃２０・　２・１５	比島マニラ市内
陸　軍	兵　　　長	川　村　金次郎	〃	〃２０・　２・２０	比島ルソン島ラユニオン州アソン
〃	一　等　兵	佐　橋　　　清	戦病死	〃２０・　２・２０	在郷死亡
〃	兵　　　長	川　崎　信　男	戦　死	〃２０・　２・２２	比島ルソン島リザール州ラブナ湖西側ハゴイ附近
〃	上　等　兵	神　　　繁　夫	戦病死	〃２０・　２・２５	比島マニラ南方軍第十二陸軍病院
海　軍	軍　　　属	今　川　　　甫	戦　死	〃２０・　２・２６	マニラ
陸　軍	上　等　兵	高　野　辰　雄	戦病死	〃２０・　２・２７	中華民国広東省楽昌県楽昌
〃	〃	三　浦　康　秋	〃	〃２０・　３・　１	北干島占守島村上崎
〃	軍　　　曹	石　橋　　　清	戦　死	〃２０・　３・１０	鹿児島県大島郡悪石島西方ハ○浬附近
海　軍	上等水兵	丸　山　栄　二	〃	〃２０・　３・１３	南支那澳島南東洋上
〃	水　兵　長	鳴　海　豊　勝	〃	〃２０・　３・１７	硫黄島
〃	上等水兵	川　内　亀一郎	〃	〃２０・　３・１７	〃
陸　軍	伍　　　長	向　山　徳　秀	〃	〃２０・　３・２１	ルソン島バギオ附近キャンプスリー
海　軍	一等飛行兵曹	折　原　　　仁	〃	〃２０・　３・２３	ルソン島サンファビアン附近
陸　軍	准　　　尉	吉　田　俊　夫	〃	〃２０・　３・２４	東支那海北西洋上
〃	軍　　　曹	笹　島　貞　夫	〃	〃２０・　３・２４	〃
〃	兵　　　長	花　井　藤　吉	〃	〃２０・　３・２４	沖縄本島豊見城
〃	〃	幸　村　芳　一	戦病死	〃２０・　３・２５	南洋群島カロリン諸島メレヨン島タカイラップ島
〃	一　等　兵	諏　訪　直　義	〃	〃２０・　３・２６	札幌陸軍病院
〃	〃	横　浜　　　勇	〃	〃２０・　４・　１	臨時福岡第一陸軍病院
〃	曹　　　長	八反田　福　一	戦　死	〃２０・　４・　２	沖縄本島国頭郡奥部落
海　軍	一等兵曹	三　浦　善三郎	〃	〃２０・　４・　３	比島ガバリオ島
陸　軍	伍　　　長	斎　藤　　　慎	〃	〃２０・　４・１０	ルソン島ランラ東方二〇キロメートルアンラポロ
〃	〃	笹　田　一　夫	〃	〃２０・　４・１０	沖縄本島長島
〃	兵　　　長	大　堀　　　忠	戦病死	〃２０・　４・１０	南洋群島
〃	伍　　　長	工　藤　安　美	戦　死	〃２０・　４・１２	沖縄本島南風原
〃	兵　　　長	高　畑　　　広	戦病死	〃２０・　４・１２	南洋群島カロリン諸島メレヨン島タカイラップ島
〃	伍　　　長	古　沢　与五郎	戦　死	〃２０・　４・１５	沖縄本島宜野湾
海　軍	一等兵曹	成　田　　　正	戦病死	〃２０・　４・１８	メレヨン島
陸　軍	軍　　　曹	冷　田　寅　蔵	戦　死	〃２０・　４・１９	日高国厚賀南東約四浬附近
〃	兵　　　長	田　ロ　喜　一	〃	〃２０・　４・２０	沖縄本島
〃	伍　　　長	榊　原　留　雄	〃	〃２０・　４・２２	比島レイテ島ビリヤバ東方一二キロメートル
海　軍	上等整備兵曹	大　橋　正　雄	〃	〃２０・　４・２４	比島ルソン島クラーク地区
陸　軍	伍　　　長	北　　　清太郎	〃	〃２０・　４・２４	沖縄本島幸地
海　軍	上等技術兵	山　田　勘之助	〃	〃２０・　４・２４	比島クラーク地区
〃	上等機関兵	小　原　　　静	〃	〃２０・　４・２４	〃
陸　軍	兵　　　長	宮越　七五三夫	〃	〃２０・　４・２５	沖縄本島柵原
〃	伍　　　長	柴　田　末　正	〃	〃２０・　４・２８	中華民国湖南省
〃	兵　　　長	八　尾　吉　次	〃	〃２０・　４・２９	沖縄本島翁長
〃	上　等　兵	西　股　義　允	戦病死	〃２０・　４・２９	和歌山陸軍病院
海　軍	上等工作兵	塩　谷　重　夫	〃	〃２０・　４・２９	小笠原諸島方面
陸　軍	兵　　　長	井　上　政　雄	戦　死	〃２０・　４・３０	沖縄本島幸地
〃	〃	田　中　善　亀	〃	〃２０・　４・３０	〃
〃	〃	前　出　作太郎	〃	〃２０・　５・　３	沖縄本島牧港
〃	〃	今　村　東　一	〃	〃２０・　５・　４	沖縄本島幸地
〃	〃	築　崎　　　直	〃	〃２０・　５・　５	沖縄本島
〃	〃	安　井　光　弘	〃	〃２０・　５・　５	ニューギニアウエワク阿部岬
〃	伍　　　長	田　中　義　勝	〃	〃２０・　５・　７	中華民国山東省張店
海　軍	軍　　　属	加　藤　柾　沿	〃	〃２０・　５・　８	岩手方面
陸　軍	曹　　　長	道　上　喜　一	〃	〃２０・　５・１０	沖縄本島弁ヶ岳
〃	伍　　　長	伊　藤　　　新	〃	〃２０・　５・１０	沖縄本島石嶺
〃	〃	斎　藤　　　勇	〃	〃２０・　５・１０	沖縄本島幸地
海　軍	水　兵　長	近　藤　鶴　松	〃	〃２０・　５・１０	比島クラーク地区
〃	〃	辻　田　末太郎	〃	〃２０・　５・１０	〃
陸　軍	伍　　　長	川　原　喜代治	〃	〃２０・　５・１１	沖縄本島平良
〃	一　等　兵	高　橋　定　雄	戦病死	〃２０・　５・１１	七飯療養所
〃	伍　　　長	立　原　浅次郎	戦　死	〃２０・　５・１３	沖縄本島
〃	兵　　　長	福　島　正　男	〃	〃２０・　５・１３	中華民国湖南雀武岡県
〃	伍　　　長	細　川　長　三	〃	〃２０・　５・１４	沖縄本島首里
〃	兵　　　長	丹　波　精　一	戦病死	〃２０・　５・１４	南洋群島カロリン諸島メレヨン島オッタカイ島
〃	軍　　　曹	岩　山　国　治	戦　死	〃２０・　５・１５	沖縄本島弁ヶ岳
〃	伍　　　長	丹　羽　延　明	〃	〃２０・　５・１５	沖縄本島安波茶
〃	兵　　　長	金　森　幸　夫	〃	〃２０・　５・１５	沖縄本島運玉林
〃	〃	植　松　義　仲	〃	〃２０・　５・１５	沖縄本島幸地
〃	伍　　　長	武　田　竹次郎	〃	〃２０・　５・２０	沖縄本島首里
〃	〃	河　原　清　八	〃	〃２０・　５・２０	比島ルソン島カカヤン州サンチャゴ
〃	一　等　兵	市　木　小一郎	戦病死	〃２０・　５・２５	在郷死亡
〃	兵　　　長	山　本　政　夫	戦　死	〃２０・　５・２６	沖縄本島運玉林
〃	〃	工　藤　徳　一	戦病死	〃２０・　５・２８	比島ルソン島ヌエバビスカヤ州プログ山附近
〃	軍　　　曹	鵜　飼　直　張	戦　死	〃２０・　５・２９	沖縄本島大名
〃	兵　　　長	岩　田　福　寿	〃	〃２０・　５・２９	樺太愛郎岬東方三十五浬附近
〃	上　等　兵	今　野　茂　志	〃	〃２０・　５・２９	〃
〃	伍　　　長	小野寺　竜　雄	〃	〃２０・　６・　２	沖縄本島富盛
〃	兵　　　長	小　川　登志雄	〃	〃２０・　６・１０	沖縄本島真壁
〃	軍　　　属	赤　石　永太郎	戦病死	〃２０・　６・１０	マニラ
〃	兵　　　長	橋　本　友　作	戦　死	〃２０・　６・１４	沖縄本島真壁
〃	〃	柴　田　武　雄	〃	〃２０・　６・１４	〃
〃	兵　　　長	渋　谷　　　進	〃	〃２０・　６・１５	沖縄本島真壁
海　軍	二等兵曹	大　村　由　夫	〃	〃２０・　６・１５	比島ウミライ
陸　軍	兵　　　長	今　野　正　男	〃	〃２０・　６・１６	沖縄本島与座
〃	〃	斎　藤　　　肇	〃	〃２０・　６・１６	〃
〃	曹　　　長	西　　　久　市	〃	〃２０・　６・１７	ミンダナオ島マライバシー東南方二〇キロメートル
〃	伍　　　長	小　田　重　寿	〃	〃２０・　６・１７	沖縄本島真栄里
〃	〃	杉　本　忠　雄	〃	〃２０・　６・１７	沖縄本島八重瀬岳
〃	〃	浜　野　清之進	〃	〃２０・　６・１７	沖縄本島真壁
〃	曹　　　長	片　桐　秀　勝	〃	〃２０・　６・１８	比島ルソン島ヌエバビスカヤ州サリナス附近
〃	伍　　　長	米　沢　正　七	〃	〃２０・　６・１８	沖縄本島国吉
〃	〃	宝　田　秀　雄	〃	〃２０・　６・１８	沖縄本島八重瀬岳
海　軍	一等機関兵曹	大　堀　正　男	〃	〃２０・　６・１８	福岡県門司崎海面
陸　軍	伍　　　長	岩　間　光　雄	〃	〃２０・　６・１９	沖縄本島新垣
〃	〃	長谷川　治　郎	〃	〃２０・　６・１９	沖縄本島真壁
〃	〃	渡　辺　岩次郎	〃	〃２０・　６・１９	沖縄本島真栄里
〃	兵　　　長	武　内　直　幸	〃	〃２０・　６・１９	沖縄本島摩文仁
〃	〃	伊　藤　重　男	〃	〃２０・　６・１９	沖縄本島真栄里
〃	〃	森　田　忠　三	〃	〃２０・　６・１９	〃
〃	〃	鈴　木　通　世	〃	〃２０・　６・１９	沖縄本島伊敷
〃	准　　　尉	白　峯　忠　継	〃	〃２０・　６・２０	沖縄本島大里方面
〃	軍　　　曹	山　形　正　一	〃	〃２０・　６・２０	沖縄本島新垣
〃	伍　　　長	太　田　昌　利	〃	〃２０・　６・２０	沖縄本島
〃	兵　　　長	杉　淵　　　勉	〃	〃２０・　６・２０	沖縄本島真仁文
海　軍	技術兵長	東　　　　　洋	〃	〃２０・　６・２０	ルソン島クラーク西方山地
陸　軍	准　　　尉	梅　村　英　哉	〃	〃２０・　６・２１	沖縄本島新垣
〃	兵　　　長	高　野　　　稔	〃	〃２０・　６・２１	沖縄本島真栄平
〃	〃	伊　藤　伊三郎	〃	〃２０・　６・２１	沖縄本島具志頭
〃	〃	鈴　木　考　輔	〃	〃２０・　６・２１	沖縄本島大里
〃	軍　　　属	野　田　時　夫	戦病死	〃２０・　６・２１	満洲長春市
〃	伍　　　長	吾孫子　豊　吉	戦　死	〃２０・　６・２２	沖縄本島真栄平
〃	〃	安　田　重太郎	〃	〃２０・　６・２４	沖縄本島与座
〃	軍　　　曹	月　館　幹　男	〃	〃２０・　６・２５	沖縄本島新垣
〃	兵　　　長	福　良　元　吉	〃	〃２０・　６・２５	沖縄本島摩文仁
〃	〃	篠　沢　光　雄	〃	〃２０・　６・２５	沖縄本島新垣
海　軍	技術兵長	岩　間　定　雄	〃	〃２０・　６・２５	比島ミンダナオ島
陸　軍	軍　　　属	正　者　豊　造	戦病死	〃２０・　６・２６	比島方面
〃	兵　　　長	工　藤　政　男	戦　死	〃２０・　６・２７	沖縄本島真栄平
〃	〃	前　田　春　秀	〃	〃２０・　６・２７	ルソン島タエバビサヤ州四一〇高地
〃	〃	野　田　五　郎	〃	〃２０・　６・２８	比島ルソン島マニラ東方六四〇キロメートル
海　軍	水　兵　長	工　藤　福太郎	戦病死	〃２０・　６・２８	高　雄
陸　軍	軍　　　曹	酒　井　関太郎	戦　死	〃２０・　７・　２	沖縄本島伊敷
〃	伍　　　長	馬　場　秀　雄	〃	〃２０・　７・　２	沖縄本島国吉
〃	兵　　　長	桶　谷　　　久	〃	〃２０・　７・　３	中華民国河南省通許県李庄附近
〃	上　等　兵	高　島　　　嶺	〃	〃２０・　７・　３	比島マニラ東方五〇キロメートルレイハン
〃	曹　　　長	石　橋　善一郎	戦病死	〃２０・　７・　５	西部ニューギニアザルミ
〃	軍　　　属	花　井　正　夫	戦　死	〃２０・　７・１２	比島セブ島ツブラン川上流二〇〇メートル
海　軍	〃	小　滝　嘉　一	〃	〃２０・　７・１４	津軽海峡
〃	〃	伊　藤　昭　一	〃	〃２０・　７・１４	〃
〃	軍　　　属	山　家　信太郎	〃	〃２０・　７・１４	青森方面
〃	〃	勝　谷　光　則	〃	〃２０・　７・１４	津軽海峡
陸　軍	伍　　　長	石　川　敏　正	〃	〃２０・　７・１７	比島レイテ島ビリマバン
〃	兵　　　長	菅　原　義　明	〃	〃２０・　７・１７	上川郡清水町清水第三作業班
〃	上　等　兵	宮　川　由　一	戦病死	〃２０・　７・２２	パラオ本島
〃	伍　　　長	岡　部　　　亨	戦　死	〃２０・　７・２５	比島ルソン島ツゲガラオ東方ベニヤブランカ村
〃	兵　　　長	跡　部　正　之	〃	〃２０・　７・２７	ビルマタンゼイク
〃	軍　　　曹	関　口　　　清	戦　死	〃２０・　７・２９	中華民国湖南省街山県霞流市南方七キロメートル
〃	伍　　　長	富　坂　富　彦	〃	〃２０・　７・２９	比島レイテ島シラット
〃	兵　　　長	武　内　正　幸	〃	〃２０・　７・２９	岐阜県安八郡和合村上開発方面
〃	軍　　　曹	川　合　亀　遊	〃	〃２０・　７・３０	中華民国国孝城県花園
〃	兵　　　長	亀　田　武　雄	〃	〃２０・　７・３１	比島ルソン島クラーク西方山地
〃	伍　　　長	小チ谷　熊五郎	〃	〃２０・　８・　９	満洲国東安省虎林県新橋監視哨
〃	〃	佐　川　国　雄	〃	〃２０・　８・１１	満洲綏浜
〃	軍　　　曹	尾　崎　政　一	〃	〃２０・　８・１２	北千島幌延島
〃	兵　　　長	岩　田　　　実	〃	〃２０・　８・１２	沖繩本島真壁
〃	伍　　　長	山　本　伊三郎	〃	〃２０・　８・１３	満洲国牡丹江省
〃	〃	橋　本　武　雄	〃	〃２０・　８・１５	比島南部ルソン島北カマリネス河パラカン
〃	〃	久　保　善　弘	〃	〃２０・　８・１５	樺太郡敷香郡敷香町右屯派遣隊本部
〃	兵　　　長	山　内　一　正	〃	〃２０・　８・１５	満洲八面通
〃	〃	馬　場　　　弘	戦病死	〃２０・　８・１５	フィリピンミンダナオ島ベレンジャ東方
〃	曹　　　長	影　浦　政　喜	〃	〃２０・　８・１６	北ボルネオ西海州ガボン
〃	兵　　　長	佐　藤　　　猛	戦　死	〃２０・　８・１７	樺太豊原市
〃	少　　　尉	坂　田　貞　美	〃	〃２０・　８・１８	満洲東寧県郭亮船口山勾陣地
〃	上　等　兵	加　藤　東　一	〃	〃２０・　８・１８	樺太国境
〃	伍　　　長	畠　山　正太郎	〃	〃２０・　８・１９	満洲国牡丹江省
海　軍	上等機閲兵	戸　来　米　男	〃	〃２０・　８・１９	比島方面
陸　軍	兵　　　長	長谷川　邦　彦	〃	〃２０・　９・　１	比島ミンダナオブキトノン州
海　軍	二等兵曹	石　村　七　郎	戦病死	〃２０・　９・１１	南洋群島パラオ島
陸　軍	伍　　　長	箕　浦　清　平	戦　死	〃２０・　９・１９	沖繩本島真栄里
〃	〃	上　岡　太　市	戦病死	〃２０・　９・２６	中華民国江蘇省鎮江兵站病院
〃	一　等　兵	浅　沼　桜　夫	〃	〃２０・１１・　３	在郷死亡
〃	上　等　兵	綱　島　祥　二	〃	〃２０・１１・　５	満洲チチハル第二十六陸軍病院
〃	伍　　　長	三　橋　松三郎	〃	〃２０・１１・２６	ソ連沿海州コムソモリスク第三国立病院
〃	兵　　　長	日比野　志　朗	〃	〃２１・　１・　５	満洲国牡丹江省牡丹江市日本人救済会内
海　軍	一等兵曹	田　辺　彌寿治	〃	〃２１・　１・　９	愛知療養所
陸　軍	伍　　　長	戸　田　英　夫	〃	〃２１・　１・１４	ソ連ハバロスク地区コムソモリスク第五収容所
〃	上　等　兵	会　田　　　強	〃	〃２１・　２・　８	中華民国浙江省嘉興県嘉興
〃	曹　　　長	木　村　直　蔵	〃	〃２１・　２・１７	ソロモン群島
〃	兵　　　長	柴　田　義　岩	〃	〃２１・　２・２３	ソ連沿海州アストラハンカ地区
〃	伍　　　長	久保田　栄　吉	〃	〃２１・　３・２０	ソ達カリママガダン地区第一収容所
〃	軍　　　曹	竹　鼻　信　市	〃	〃２１・　３・２５	中華民国江蘇省上海第百五十七兵站病院
海　軍	一等主計兵曹	八　木　子　徳	〃	〃２１・　４・１３	在郷死亡
陸　軍	伍　　　長	木　村　萬　作	〃	〃２１・　５・２５	ソ連ケタ州カダラ地区ハラダン駅北方十五キロメートル
〃	准　　　尉	高　佐　　　功	〃	〃２１・　６・２８	〃
〃	伍　　　長	上　村　義　秋	〃	〃２１・　９・１４	満洲国間東省延吉市収容所
〃	〃	鈴　木　　　聖	〃	〃２１・１０・２１	ソ連チョロネシユンカ
〃	一　等　兵	広　瀬　義　光	〃	〃２２・　７・１８	国立七飯療養所
〃	兵　　　長	大　橋　善　郎	〃	〃２２・　８・　７	樺太オハ市十二キロメートルペンユカン村
〃	兵　　　長	一　谷　小太郎	〃	〃２２・１２・２１	ソ連ニコライエフスク第二十一収容所
〃	上　等　兵	工　藤　喜久二	〃	〃２３・１０・　６	ソ連テルマ病院
〃	軍　　　曹	安　田　忠　一	〃	〃２３・１１・　５	在郷死亡
〃	上　等　兵	清　水　重　治	〃	〃２４・　６・２１	ソ連ウスリー州ウォロンセウ地区オジョナラ病院
〃	二　等　兵	林　　　繁　豊	〃	〃２４・　９・　３	七飯療善所
〃	一　等　兵	長　崎　義　男	〃	〃２８・　１・２３	在郷死亡

落部地区戦没者名簿

種　別	階　　級	氏　　名	区　分	戦没年月日	戦　　　没　　　場
陸　軍	上　等　兵	浅　井　　　　章	戦　死	昭２３・　１・１０	樺太気屯
〃	伍　　　長	安　藤　政　一	〃	〃２０・　１・２５	比島ルソン島パギオ
海　軍	上等水兵	伊　藤　修　一	〃	〃２０・　３・２５	比島ルソン島クラーク
陸　軍	伍　　　長	伊　藤　政　雄	〃	〃２０・　６・２２	沖縄本島真壁
〃	兵　　　長	伊　藤　吉　春	〃	〃１７・１２・１６	ガダルカナル島
〃	上　等　兵	井　上　常　太	〃	明３８・　３・１０	満洲国奉天方面
〃	伍　　　長	井　筒　秀四郎	〃	昭２０・　６・　２	ビアク島
〃	上　等　兵	井　手　　　　栄	〃	〃１４・　８・２１	満洲国ノモンハン
海　軍	二等兵曹	生　田　松　雄	〃	〃２０・　２・２５	比島コレヒドール
？	？	石　井　忠次郎	戦病死	〃２４・　１・１８	山形県鶴岡市
海　軍	軍　　　属	石郷岡　　　昇	戦　死	〃２０・　７・１４	函館港
〃	上等兵曹	板　木　時　雄	〃	〃１９・　８・　２	テニヤン島
陸　軍	伍　　　長	今　井　正　雄	〃	〃２０・　３・２４	東支那海
〃	一　等　兵	岩　村　忠　行	戦病死	〃１４・１２・２２	八雲町
〃	二　等　兵	岩　村　昌　栄	〃	〃２０・　５・　３	七飯町
〃	伍　　　長	小野寺　作太郎	戦　死	〃２０・　９・１３	南洋群島メレヨン諸島タカイラップ島
〃	兵　　　長	及　川　昌　己	〃	〃１６・　１・２１	中国済南省
海　軍	兵　曹　長	大　山　勇三郎	〃	〃２０・　４・２４	比島ルソン島クラーク
陸　軍	曹　　　長	岡　田　秀　美	〃	〃２０・　６・２２	沖繩本島真壁
〃	伍　　　長	荻　野　伴三郎	〃	〃２０・　５・２５	沖繩本島与座
？	？	岡　田　　　實	？	？
海　軍	水　兵　長	加　我　喜八郎	戦　死	〃２０・　３・　１	比島パラカン
〃	？	加　藤　宗　弘	？	？
陸　軍	伍　　　長	可　児　錦次郎	戦　死	〃２０・　２・　２	マリアナ諸島
〃	兵　　　長	海　和　　　博	戦病死	〃１７・１１・１０	八雲町
〃	上　等　兵	掛　村　清　茂	〃	〃２０・１１・１５	満洲国関東第一陸軍病院
〃	二　等　兵	角　谷　源　蔵	〃	〃１６・　８・１４	函館市協会病院
〃	上　等　兵	角　谷　達　雄	戦　死	〃１８・　５・２９	アッツ島
〃	兵　　　長	金　子　政　雄	〃	〃２０・　３・２４	東支那海
〃	伍　　　長	金　曽　一　郎	〃	〃２０・　５・１３	中国湖南省
海　軍	一等工作兵	亀　谷　幸太郎	〃	〃１９・　８・　４	小笠原諸島方面
〃	水　兵　長	川　上　清　美	戦病死	〃２０・１２・　３
〃	機関兵曹長	川　上　　　満	戦　死	〃１９・　１・１４	南洋群島
〃	上等技衛兵	川　村　麟太郎	戦病死	〃２０・１１・２０	森町
陸　軍	兵　　　長	木　村　佐　一	？	〃２０・　３・２４
〃	伍　　　長	菊地　嘉次衛門	戦　死	〃１４・　８・２１	満洲国興安北省ノモンハン
〃	一　等　兵	菊　地　武　信	戦病死	〃１９・　５・　６	八雲町
〃	上　等　兵	菊　地　春太郎	〃	〃１４・　９・２６	中華民国滄県二七師二野戦病院
〃	伍　　　長	櫛　桁　武　志	戦　死	〃２０・　４・　５	比島パナイ島
〃	衛生伍長	古　志　　　肇	戦病死	〃１９・１２・１３	旭川陸軍病院
〃	曹　　　長	小　林　兼五郎	戦　死	〃２０・　３・１８	ビルマ国シイガイン
〃	上　等　兵	小　林　金三郎	〃	〃１９・　９・１７	西部ニューギニア、サルミ
？	？	小　林　由　雄	〃	〃２０・　４・　１	沖縄本島北谷
陸　軍	兵　　　長	小　松　久太郎	〃	〃２０・　４・１８	沖縄本島幸地
〃	兵　　　長	小　山　勝　政	〃	〃２０・　６・１９	沖縄本島伊敷
〃	伍　　　長	小　山　善太郎	〃	〃２０・　４・２０	沖縄本島小禄
〃	兵　　　長	小　山　泰　明	〃	〃２０・　６・２５	西部ニューギニアサビ
〃	兵　　　長	神　戸　忠　治	〃	〃２０・　５・１９	中華民国湖南省武岡県
〃	上　等　兵	佐々木　正　七	〃	〃１４・　８・２１	満洲国興安北省ノモンハン
〃	二　等　兵	佐々木　新　吾	戦病死	〃１３・　７・１１	八雲町
〃	兵　　　長	佐々木　重　蔵	〃	〃２０・　３・１８	満洲国奉天市関東第三陸病
？	？	佐々木　富　雄	戦　死	〃１５・　４・１６	中華民国
陸　軍	伍　　　長	佐々木　信　忠	〃	〃２０・　５・１６	沖縄本島真壁
〃	上　等　兵	佐　藤　石太郎	戦病死	〃１４・　４・　３	函館市中央病院
〃	兵　　　長	佐　藤　　　　清		〃１９・　６・１５
海　軍	三等兵曹	佐　藤　竹　久	戦　死	〃１７・　５・　８	サンゴ海
陸　軍	軍　　　曹	佐　藤　留五郎	〃	〃２０・　１・２１	ブーゲンビール島ボーベ
〃	伍　　　長	佐　藤　林之助	〃	〃２０・　５・　７	沖縄本島中間
海　軍	兵　曹　長	佐　野　嶋太郎	〃	〃２０・　４・２５	比島クラーク
陸　軍	兵　　　長	坂　本　源　吉	〃	〃１８・　５・２９	アッツ島
〃	上　等　兵	坂　本　康　雄	〃	〃２０・　７・　７	中華民国江南省長沙
海　軍	水　兵　長	笹　谷　石　雄	戦病死	〃２０・　７・１８	横須賀港
陸　軍	兵　　　長	沢　田　政　蔵	戦　死	〃２０・　１・１８	中華民国広西省平南下流
〃	伍　　　長	塩　田　安　市	〃	〃２０・　６・２６	沖縄本島真壁
〃	兵　　　長	柴　田　耕　一	〃	〃２０・　７・　６	比島ルソン島
〃	一　等　兵	柴　田　新　市	〃	〃１１・　７・２２	満洲国吉林省額穆県新站
〃	兵　　　長	柴　田　松　雄	〃	〃２０・　６・１４	沖縄本島真壁
？	？	杉　本　嘉四郎	〃	〃１３・　７・１３	満洲国興安北省ノモンハン
海　軍	上等水兵	外　崎　吉三郎	〃	〃２０・　２・１３	比島マッキンレー
陸　軍	兵　　　長	高　橋　清　治	〃	〃２０・　４・２９	沖縄本島西原村
〃	上　等　兵	高　橋　政　治	戦病死	〃２１・　３・３１	八雲町
〃	伍　　　長	高　橋　盛　一	〃	〃２２・　５・２５	樺太真岡郡清水村
〃	兵　　　長	竹　田　民次郎	戦　死	〃１９・１０・　６	ニューギニアモルッカ州ザルミ
海　軍	上　等　兵	館　野　武　雄	〃	〃１９・１１・１７	東支那海
陸　軍	一　等　兵	千　葉　三　蔵	〃	明３８・　３・　８	満洲国
〃	曹　　　長	千　葉　茂　元	〃	昭１８・　３・　３	南方ダンビール海峡
〃	伍　　　長	干　代　清　司	〃	〃１６・１１・　３	中華民国河南省
〃	伍　　　長	寺　川　　　清	〃	〃２０・　５・　４	沖縄本島幸地
〃	兵　　　長	寺　沢　福　松	〃	〃１７・　２・２２	中華民国山西省洪社
〃	准　　　尉	徳　田　正　雄	戦病死	〃２０・　９・１７	満洲国陸軍病院
〃	兵　　　長	永　井　久　美	〃	〃１９・　９・　５	ビルマ一○五兵站病院
〃	曹　　　長	能　戸　勝　弘	〃	〃２１・　１・　６	樺太大泊収容所
海　軍	上等水兵	橋　本　市　郎		〃２０・　３・１７
陸　軍	伍　　　長	橋　本　富　雄	戦病死	〃１３・　７・３１	満洲国チチハル陸軍病院
？	？	橋　本　勝太郎	？	？	？
海　軍	軍　　　属	橋　本　藤太郎	戦　死	昭１９・１０・１０	ブーゲンビル島
陸　軍	一　等　兵	長谷川　勝　己	〃	〃１９・　５・２１	小樽市第一埠頭
〃	兵　　　長	服　部　嘉　一	〃	〃２０・　４・２９	沖縄本島幸地
〃	一　等　兵	花　　　十　二	戦病死	〃１９・　９・　８	函館市
〃	伍　　　長	林　　　嘉　雄	戦　死	〃２０・　６・１８	沖縄本島摩文仁
海　軍	軍　　　属	藤　　　　　　弘	〃	〃２０・　５・２１	比島セブ島
〃	上等水兵	藤　井　善　次	〃	〃２０・　３・１７	硫黄島
？	？	藤　井　棄　夫	〃	〃２０・　６・２５	比島ルソン島
陸　軍	伍　　　長	古　田　　　剛	〃	明３８・　３・　３	満洲国揚子屯
〃	軍　　　曹	牧　野　勝　郎	〃	昭２０・　８・１５	満洲国牡丹江省
〃	兵　　　長	松　浦　節　朗	〃	〃２０・　４・　９	満洲国三江省通河県
海　軍	二等機関兵曹	松　浦　松　次	〃	〃１９・　７・　８	マリヤナ諸島
陸　軍	伍　　　長	三　浦　善太郎	〃	〃２０・　３・１０	比島ルソン島ソザール洲ムンチンルバ
〃	兵　　　長	道　上　佐太郎	〃	〃２０・　３・　１	千島古宇島
〃	兵　　　長	皆　川　満　江	〃	〃２０・　１・２０	西部ニューギニアサルミ
〃	兵　　　長	宮　本　勝　郎	〃	〃２０・　５・２８	沖縄本島首里
〃	伍　　　長	宮　本　貞　一	〃	〃２０・　５・１５	沖縄本島首里
〃	兵　　　長	森　岡　　　勇	〃	〃２０・　２・１３	南洋群島メレヨン島
？	？	山　戸　政　雄	〃	？	満洲国興安北省ノモンハン
海　軍	水　兵　長	吉　崎　義　男	〃	〃２０・　６・１８	北太平洋上
陸　軍	上　等　兵	吉　田　虎　雄	〃	〃１９・　４・２３	東経一八五度三七分、北緯三八度二二分
海　軍	軍　　　属	吉　野　亀三郎	〃	〃２０・　６・１８	北太平洋上
陸　軍	一　等　兵	渡　辺　里　志	戦病死	〃２０・　５・１６	函館市協会病院
？	？	菊　地　貞　雄	〃	？	秋田国立病院

　これまでの名簿は八雲地区については前町史から、落部地区については落部遺族会で調製したものを登載したのであるが、その後において判明した戦死者および戦病死者、あるいは遺族が他市町村から当町に転入されて判明した人びとの氏名を列挙すれば、次のとおりである。

　但し官等級・戦没年月日・戦没場所等については判然としない点があるため、割愛させていただいたことをあらかじめお断りしておく。

　東吉蔵・岩城芳雄・井口三郎・岩谷季吉・泉　義三・大粒来耕作・岡田英男・笠原正春・川合正次・菊地末次・菊地金太郎・菊地房太郎・木村金作・國井千代次・小出金蔵・郷司健三・笹森勇之進・塩田晴男・谷　幸栄・竹中正重・高橋勇之進・田中秀元・地主　忠・地主富三郎・中里正巳・中谷迪・畠山一男・原田　忠・本間末次・藤村　怜・水上錦造・水野要吉・水野　博・山根廣見（落部）・山根吉光（落部）・山本福松・渡辺　豊・若林外次郎（落部）

忠魂碑（写真１）

帝国在郷軍入会八雲分会（写真２）

在郷軍人会

　明治４１年（１９０８）に八雲在郷軍人団が結成され、初代団長に憲兵軍曹斉藤鉄次郎が就任した。そして４３年には日露戦争戦役者の”忠魂碑”建立の計画を進め、全村有志の協賛を得て１３０６坪（約４３１０平方メートル）の適地を選定して建立し、１０月１８日に除幕式と忠魂祭を執行した。碑文は当時の第七師団長上原勇作中将の揮ごうであった。

　在郷軍人団は、その直後の１１月３日に「帝国在郷軍人会八雲分会」と組織を改めた。

　大正１４年（１９２５）には、分会員と町有志の拠金によって忠魂碑境内に会館を建築し、さらに昭和３年８月常丹の町有地内に実弾射撃揚をつくるなど、関連施設の整備を進めた。

　もとより在郷軍人会は、在郷軍人の品位を高め、軍人精神の育成・軍事知識の増進・尚武心の高揚などを目的とし、その後時勢の推移につれ、青年訓練所や中学校生徒の軍事教練をはじめ、戦時下には竹やり訓練・焼い弾の消火訓練・防火監視指導とともに義勇戦闘隊の錬成などに努めたのであったが、終戦後の２１年にこれを解散したのである。

　歴代分会長は、斉藤鉄次郎・塩入麟次郎・福島勝蔵・平野　新・藤井貞治・梶野唯一・大島謹一の７名であった。

八雲神社境内に移された英霊碑（写真１）

　分会解散後その所有地は銃後奉公会へ、さらにその後同胞援護会へと引き継がれたあと、町を経て八雲簡易裁判所敷地となり、会館は２６年に八雲神社境内に新設された黎明館の一部に充当され、この黎明館内に斎場を設けて戦役者の霊を奉斎できるようにしたのである。また、忠魂碑も２６年８月に八雲神社境内に移して「英霊碑」と改めたが、碑文は札幌高等裁判所長宮下飯坂濶夫の揮ごうによるもので、同月１７日に除幕を行い翌１８日に大祭を執行した。

忠魂碑（落部）（写真１）

戦没者氏名碑（落部）（写真２）

　落部村においても明治４３年（１９１０）１１月３日、同様の趣旨により落部分会が設立された。そして大正６年（１９１７）８月、落部八幡宮境内に忠魂碑を建立したが、この碑文は陸軍大将男爵福島安正の揮ごうによるものであった。なお、日中戦争に突入し、戦線の拡大という時勢を反映して、現在の光聖寺付近に実弾射撃場もつくったのであるが、終戦を契機にこの分会も解散したのであった。